部屋の片づけをしていたら、昔もらった催涙スプレーが出てきました。
もらったのはもう20年くらい前の話なのですが、まだ中身は大丈夫なのか??
このままにしておいて缶がダメになって漏れたりしないか心配……
ということで、今のうちに処分することにしました。
昔もらった催涙スプレーが出てきたけど……どうやって捨てたらいいの??
コロナ禍で家の片づけをする人が増えていると言われていますが、例に違わず私もそのひとり。
それでも日々やらねばならない仕事もあるのでゆっくりではありますが、時間のある時に物の選別をししながら片づけをしています。
もう長く引越もしてないし、そもそも収集癖があるので(遺伝)とにかく物が多い。
1年くらい続けてもまだまだ終わりは見えない上、たまに処分に困るものも出てきます。
今回出てきたのがこれ。
ぱっと見なんだかわからないのですが、これは催涙スプレー(海外製)。
なんで私がこんなもの持ってるのかというと、学生時代お付き合いしていた彼氏に持たされたもの。
もらった理由は心配だからとかそんな可愛い理由ではなく、夜とか駅まで送ったり迎えに行ったりするのが面倒だからこれ持ってなよ、と。
(家から駅まで徒歩20分)
もう付き合ってた時間の何倍もの時間が経過してますが、久しぶりに出てきた催涙スプレーを見て、まーー懐かしい!!なんて感慨に浸る前に、これどうするよ……と頭を抱えるのでありました。
催涙スプレーを自分で廃棄処分する場合
普通のスプレー缶の処理なら自治体のゴミ回収でもできます。
私の住んでいる自治体(ゴミ処分に関しては比較的厳しめ)でもスプレー缶の回収日が月2回ほどあります。
が、しかし、スプレー缶の回収は基本的に空のものでないといけません。
中身の入っているスプレー缶の場合、私の住んでいる所では空のものとは別にして『中身あり』の張り紙をして出すという決まりになっています。
……でも、そもそも催涙スプレーは中身が危険です。
自治体の指示通り『中身あり』と表示したとしてもまだ出すのに気が引けます。
海外製なのでぱっと見なんのスプレーかもわからないし、万が一作業員の方のそばで中身が出るようなことがあっても嫌ですし……
(ちなみに危険物ではありますが、催涙スプレーを所持することで法律に違反したり罰せられるようなことはありません)
ということで、なんとか安全に処分できないかなあと調べてみたら、ありました。
福岡にあるKSPさんという護身用具専門店のサイトで処分の仕方が説明されています↓↓↓
ということで、まずは必要な環境から……
廃棄噴射の周囲条件
広大で穴を掘ることができる場所
https://www.ksp-web.com/jyouhoutisiki/sairui_haiki.html
周囲100mに人がいないこと
無風
……これは無理では。
東京の西の方に住んでますが、この条件はまず無理ではないか……
そもそもそんなに広大な土地がないし、公園じゃ穴掘れないし……
さらに読み進めていくと、催涙スプレーを自分で処分するにはちょっと大掛かりすぎるということがわかります。
作業に必要な物
スコップ:穴を掘るために使用。
ゴーグル:目の保護。水中眼鏡でも可。
長袖・長ズボン・長靴:体の皮膚の露出を最小限にする。長袖や長ズボンは捨ててもよいものを。
ゴム手袋:手の保護。手は最も催涙液が付着しやすいため。手首まで覆われる防水性のもの。
釘、カナヅチ、コンクリートブロック:催涙スプレーに穴をあけるため。
ビニール袋数枚:カラにした催涙スプレーや汚染された手袋などを持ち帰るために使用。
冷水・バケツ・タオル10枚程度:万が一催涙液を浴びた際の手当に使用。
用意するものだけでもこれだけあります。
どういう方法であれ、処分するなら中身を一度噴霧し切らないといけないですし、それはガスを空気中に放出することになるので、大掛かりになってしまうのは仕方ないですよね。
処分中自分に何かあっても嫌ですが、誰か他の人にガスがかかるようなことがあってはいけません。
そう考えると人の多い都市部や住宅地では、自分で処理するのはまず無理ではないかと思います。
そこで今回、先程のKSPさんがボランティアで行っている、催涙スプレーの無料廃棄代行サービスを利用させていただくことにしました。
催涙スプレー無料廃棄代行サービスを利用しました
今回自分での処分は諦めたので専門の会社にお任せすることにしました。
先程の催涙スプレーの処分方法を紹介している護身用具専門店のKSPさんは、ボランティアで不要になった催涙スプレーの廃棄処分を行っています。
ここに催涙スプレーを送ればKSPさんで無料で処分してくれます。
(催涙スプレーを送る送料は依頼者負担)
KSPさんで購入したものでなくても受け付けてくれるので、私が持っているようなどこで買ったかわからないものでも大丈夫。
ということで、発送作業です。
定形外郵便でもいいそうなんですが、
- 東京→福岡で輸送距離が長いこと
- スプレーの形が丸くて梱包しようとすると厚みが出ること
を考慮して、今回は宅急便を利用することにしました。
多少送料はかかりますが、ここは安全面優先で。
スプレーをビニール袋に入れ、梱包はなるべくシンプルに、あとのゴミ処理の手間がなるべくかからないように。
中には『廃棄希望』と書いたメモだけ入れます。
これで発送準備完了です
宅急便だと中身の品目を書く欄がありますが、そこは『スプレー缶(防犯用品)』で大丈夫です!
催涙スプレー無料廃棄代行サービス利用の注意!
KSPさんは催涙スプレーの処理をボランティアでやってくださっているので、サイトに書いてある注意事項は守りましょう。
- 送料は依頼者負担(元払い)
- 催涙スプレーの缶、本体のみを送ること
(パッケージ、付属のホルダーなどは外して依頼主が処分すること) - 廃棄品はビニール袋に入れる
KSPさんの元には年間数千本もの催涙スプレーが届くそう。
普通に処分できないものをそれだけ請け負ってもらえるというのはとてもありがたいことですね。
依頼する方もできるだけ、作業負担が少ないようにできるところは協力しましょう。
私も今回とても助かりました!
ありがとうございました!!
▷催涙スプレーの廃棄方法と無料廃棄代行サービス[株式会社ケイエスプロダクツ]
https://www.ksp-web.com/jyouhoutisiki/sairui_haiki.html