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『履歴事項全部証明書(登記事項証明書)』をオンラインで交付申請した話

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オンラインで申請して交付された『履歴事項全部証明書』が届きました 手続き

いや分かりづらかった……

今回親が経営している会社(小さな町工場)で必要になったので私が手続きしたんですが、手続きがどうのというより、言葉がわからず大変でした。

個人ではなく法人で発生する手続きのことなので、そんなに必要な人もいないと思うんですけど、覚書ということで記録を残しておこうと思います。

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『履歴事項全部証明書(登記事項証明書)』とは?

『履歴事項全部証明書』というのは初めて知りました。

いろいろ調べてみたら、履歴事項全部証明書 = 登記事項証明書らしい、というところまでわかったんですよ。

『登記事項証明書』はなんとなく『登記簿』のことかなあとも思うのですが……
でも名前だけ聞いてるだけでは何が何だかよくわからず。

そこでさらに調べてみたら、

  • 磁気ディスクに保存されている登記事項を印刷した物が『登記事項証明書』
  • 登記事項を登記用紙に記載していて、それを複写した物が『登記簿謄本』

ということで『登記事項証明書』も『登記簿謄本』も内容は同じで、要は出どころが違うという話だったという(……ここからすでにややこしい)。

内容としては会社の所在地や、経営者の情報など、会社の存在を証明するものです。
住民票の企業版みたいなものでしょうか。

前は紙(登記用紙)で管理していた物も今は磁気ディスク(HDというかPCのことだと思われます)に移行してると思うので、もう『登記簿謄本』という言い方より『登記事項証明書』の方がメジャーなのかも。

そして次に『履歴事項全部証明書』について。

これ、なんで『履歴事項全部証明書(登記事項証明書)』という書き方になっているのかというと、『登記事項証明書(登記簿謄本)』は、

  • 履歴事項証明書
  • 現在事項証明書
  • 閉鎖事項証明書
  • 代表者事項証明書

の4つに分けられます。
(ちなみにこの4つに分ける前に不動産登記簿謄本と、商業・法人登記簿謄本に分けられるのですが、今回必要ないので割愛)

そしてさらに、

  • 履歴事項証明書
    • 履歴事項全部証明書
    • 履歴事項一部証明書
  • 現在事項証明書
    • 現在事項全部証明書
    • 現在事項一部証明書
  • 閉鎖事項証明書
    • 閉鎖事項全部証明書
    • 閉鎖事項一部証明書
  • 代表者事項証明書

に分割されます。

なんとなく字面で内容の違いは見えてきますね。

実際に書類を請求する時にはこの中から必要なものを選ぶことになりますが、一般的に『登記事項証明書(登記簿謄本)』が必要となった場合、現在のものに加えて過去に抹消された事項の記載も含まれる『履歴事項全部証明書』を申請する、ということで大丈夫です。

『履歴事項全部証明書(登記事項証明書)』を申請、取得する方法

『履歴事項全部証明書』を取得する方法は、このブログを書いている現在3通りあります。

  1. 各地の法務局の窓口で請求する
  2. 交付申請書をダウンロードして、郵送して請求する
  3. オンライン上で請求する

今回私は3のオンライン上で請求するを選びました。

コロナ禍で窓口にいくのもどうかと思ったのと(加えて法務局が遠い)、郵送よりオンラインの方が早いだろうということで、オンラインで申請しました。

履歴事項全部証明書の請求には手数料がかかりますが、請求方法によって若干金額が変わってきます。
そこは申請時に確認してみてください。
私はオンラインで請求→郵送にしましたが、これが一番手数料安かったです。

ちなみに自分に関係ない会社の履歴事項全部証明書も申請すれば取得できます。

『履歴事項全部証明書(登記事項証明書)』をWebから取得する方法

今回Webから請求して、郵送で送ってもらうことにしましたが、手順としては3つ。

  1. 『登記・供託オンライン申請システム』申請者登録情報の登録
  2. 履歴事項全部証明書』の交付申請
  3. 手数料の支払い

ウェブのオンライン上から交付請求する場合『登記・供託オンライン申請システム』というサイトから申し込みます。

登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと
登記・供託オンライン申請システムは、不動産登記、商業・法人登記、動産譲渡登記、債権譲渡登記、供託、成年後見登記及び電子公証に関する手続をオンラインにより申請するシステムです。

ここでまず、申請者情報の登録を行います(手順1)。

その後、サイト上から履歴事項全部証明書の交付請求をします(手順2)。

請求後に支払いとなりますが(手順3)、私はPay-easyを利用しました。
(私が申し込んだ時は銀行振り込みも選択可能でした)

申し込み時に手続きの通過状況をメールでお知らせするかも選択できます。
私はそこにチェックを入れてたので、申請がどこまで進んでるかがメールで送られてきました。

登記・供託オンライン申請システムのログインページからも状況は確認できます。

登記・供託オンライン申請システム、利用できるのは平日です。
夜間・週末は利用できないので、気をつけてくださいね。

『履歴事項全部証明書(登記事項証明書)』が届いた!

申請から到着までは混雑具合にもよると思いますが、私は平日のお昼過ぎに申請して、結構すぐ手続き終了のメールが届きました。

そして次の日には郵便で無事に届きました。
早かったなあ。

オンラインで申請して交付された『履歴事項全部証明書』が届きました

2,3日くらいはかかるという話もあったので、単純に空いていたんだろうと思います。

申請からはとても早かったんですが、いろいろ知らなかったこともあって時間がかかりました。

とりあえず無事届いてよかったです。

今回は勉強になりました。